私どもの倶楽部の御意見番である「ちろりん村の村長さん」のガレージは、海部郡O町の田畑に囲まれた静かな所にあります。
4月21〜22日に出掛けた志摩半島の旅の一週間前、「ライトが点灯せんで手伝ってぇ」と電話を貰った私は「あれが動かんと旅に行けん」と慌ててガレージを訪問した。
当日は雨、「ぱんぱかばもす」で訪れると村長さんは賢明にライトの配線と格闘していた。そのバイクは【ホンダドリームC77-305cc】1960年式、今から40年以上前のバイクです。メグロ500ccK2が車検切れのため、これが使えなかったら来週の伊勢エビはお預けになるのですから私も必死にお手伝いしました。
テスターで導通させると点灯するのに組み付けると点かない「??????」悩み抜いた数時間が笑いに変わりました。何となんとおぉぉぉぉぉぉ〜、メインキーがライトONのところまで回してなかったのです。二人で顔を見合わせて大笑い。
でも、久しぶりに村長さんのガレージで楽しい一時を過ごす事ができました。めでたしめでたしいぃぃぃ!
ガレージで愛車を整備する「ちろりん村の村長さん」。この中には思い出のいっぱい詰まった旧型二輪車が大切に保管されている。
何年か前に地元FMラジオ局のライダーのコーナー収録に、このガレージが使われたのは記憶に新しい。整備をしながらどんな旅先でのシーンを思い描いているのだろうか・・・・・
神社仏閣スタイルと言われたフロント周り。
ヘッドライトは角張っており中は配線でいっぱいだ。矢印の所がイグニッションキーを差し込む所なのだ。
すべてが鉄、磨けばみがく程艶も増す。
現代のテレスコピックと言われるフロントサスとは違う異質のサスペンション。
運良く矢印のボルトが抜け落ちているのに気が付いた。走行中に外れたら大変だった。
ガレージは男の遊び場ではないだろうか。仕事が終わってから毎夜コツコツと気になる所を手入れしていく。そして、完成した時の喜びは何物にも代え難いものだろう。