1983年1月2日に陸王愛走会主催・鬼岩公園旧車の集いが開催されてから未だに新年二日は鬼岩へと多くのライダーが集まって来ます。最盛期は400台もの旧型二輪車が集まり、バザー会場も大賑わいでした。
私どもの倶楽部メンバーも当時より参加し、貴重な名車を見るにつけ心躍らせたものでした。微力ながら協力する縁に恵まれ、閉会後も旧車マニアの皆さんと鬼岩詣でが続けられるのも鬼岩のイベントがあったおかげでしょう。今年も出かけた鬼岩、どんなツーリングだったかご覧下さい。
HP担当 団栗村の住職さん
昨年の申年は「モンキー系のエンジンのバイクが来るだろうなあぁ~」と考えていたらその通りに集まった。が、今年は酉年、「鳥にちなんだバイクは無いなぁ~」と思ってました。
しかし、しかしである!来たんです鳥にちなんだバイクが・・・・参りましたぁ~!
集まれ旧車達、デニーズ春日井バイパス店へ
1月2日
毎年、鬼岩へ行く時の集合場所は春日井市役所隣のデニーズである。だが最近は土岐のアウトレットの渋滞がネックで時間が読めない時があり思案中。今回も裏道を抜けるかどうか決定しないままのスタートとなった。
集合時間の一時間も前から集まって談笑するライダーの皆さんもあり店内や駐車場は混雑、お客さんや関係者の皆さんご迷惑をかけてます。
仲間を見付けては新年の挨拶、私は「自由走行、時間が来たら各自スタートね」と最初の内は話していたがいつしかワイワイやっている間に皆さんに伝えるのを忘れてました。
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出発時間は午前9時30分、会場へ連絡を入れてスタート準備に取りかかる。私のバイクは1972年式ホンダCB125JX、別冊MCの臨時増刊国産MCの歩みにはそう記してあった。 JXと言う称号は単気筒のみとの話しもあるがどうなんだろうね。二気筒のメカニカルディスクなんです。 |
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コーヒータイムを終えて皆さんも出発準備に取りかかっている。気温は若干上がり寒さは無い、今年の初走りだ「さぁー行こう」。 |
目指せ鬼岩松野湖へ!途中で裏道組とR19組に分かれてしまった!
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デニーズから出発しR19へ出る信号で待機。青になると同時に一斉にスタートした。走るR19の行き先には青空が広がっている。 ハーレーのVツインやホンダCL72の二気筒のサウンドにCB500Fのマルチサンウンドが響いていた。 |
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R19を内津峠へ向けて走るライダー達 | 内津峠のトンネルを通過するスーパーカブC70のF氏 |
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多治見付近で裏道へと左折した先導車を追うが中々追い付けない。 | 御嵩町でR21に乗り換えたが迷ってしまった。反対方向から道の駅へ向かう。 |
道の駅志野・織部ではR19組が待っていた
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午前10時50分、予定より遅れて休憩地点の道の駅志野・織部へ着くと後発のR19組が待っていた。裏道の先導車組がいないので松野湖へ直接行ったのだろう。 中津川のMさんモトグッチガレットで参加は今年も駐車場係員にお願いし二輪用のスペースを確保していてくれた、感謝です。 |
駆け上がれ、元イベント会場の松野湖へ!
R21の鬼岩ドライブイン近くから駆け上がれば陸王愛走会主催で集いが行われていた松野湖駐車場へ出る。その手前の堤防道路を走るのは昨年の申年のモンキーと今年の酉年のモトグッチガレットだ。ガレットは鳥と言う意味らしい。
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松野湖へ着いたメグロK2-500 | ホンダCP77改 | BMWR50/2 | ホンダCS92? |
松野湖駐車場で記念撮影とした。元のイベント会場は草が生え荒れ放題で入れない。売店も朽ち果てている。折角の巨石の景勝地なのに残念だ。
1952年式モトグットガレットとともに勢揃いの一枚である。
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記念撮影後は主催倶楽部メンバーで優良旧車の選出に取りかかる。どれも素晴らしい旧車ばかりなので中々進まない。 |
モトグッチガレットを囲んでオーナーさんは色々と質問を受けていた。イベント当時もこう言う光景が見られていたのを思い出す。
別冊MC1988/1臨時増刊、輸入車100年史によるとP283にガレット初期型として1960年製、戦後になって手軽な足代わりとして人気を呼んだスクーター風バイクと紹介されている。
エンジンはOHV160cc、リヤサスはピボットと付近にエプリングがあるタイプとも記載があった。古いバイクは年式や呼称を含めて難しいところもある。
時間だ!食事会場の鬼岩ドライブイン味由貴壮へ行こう!!
食事を予約しているのは鬼岩ドライブインにある四季の和食処「味由貴壮」。ここは旧車の集いを主催していた陸王愛走会の皆さんがイベント閉会後の反省会場として利用していたそうです。
イベントが中止になってからは毎年一月二日に通っています。
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貸し切りにしている駐車場へと入場するのは春日井市から参加のホンダCL72のKさん。 | 瑞浪市のKさんもホンダCL72で参加。 | 一宮市から参加のGさんはハーレーVD1934年式で入場。 | アフリカツインRD07の1997年式で参加のAさんは姫路市から参加。「えっ」凄い! |
貸し切りとしている小松屋さん駐車場は今年も他のバイクで混雑してました。何とか停められ一安心。自販機の隅に貸し切り案内の案内があるんですが目立たないようなので持参した看板をロープに取り付けました。
良識のあるライダーさんは会釈して退出して頂けて感謝です。分かりやすく表示してなかった私どもの不手際ですから気を付けます。
味由貴壮で食事会と優良旧車の表彰式!
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正午より「第50回旧車ツーリングin鬼岩」の開催を宣言し鬼岩の集いのお話や中止後の経緯などを伝える主催、東海どんぐりモーターサイクル倶楽部代表の団栗村の住職さん。 年末年始の暴飲暴食で胴回りが大きくなり革ズボンが弾けて気にしながらの私です。トホホホホホッ! |
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主催倶楽部の創設時からのメンバー重衛門さんの乾杯で宴が始まった。重衛門さんはメグロK2-500ccで大治町から参加している。 |
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味由貴壮さんの体が温まるようにと用意された味噌鍋定食。いつもは料理代+消費税だが領収書を後日確認したら消費税が取られてなかった。その内に確認しなきゃね。 ま、残金は運営費に充てられるから良しとしましようか???。 |
席に着き勢揃いした皆さん、食事を味わいバイク談義に花が咲きます。 | ![]() |
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部屋の壁側は日光が差し込まず綺麗?に皆さんを撮影できました。いつもなら両側のテーブルに向かい合わせなんですが今回は前回に比べると20名ほど少ないです。 風邪でキャンセルがかなりありましたから仕方ないかも。 |
恒例の自己紹介コーナーで中津川のMさんは参加車両のモトグッチガレットの説明をしていた。 酉年なので良いだろうとレストアし間に合わせたそうです。 |
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毎年「山ふぐ」を大量に作って持参してくれるのは安城市からラビットS-601で参加のMさん。 「陸軍の飛行帽を見付けました」と被ってみせていた。長い面白い話しをありがとう。 |
自己紹介は有志の方のみで終わり、続いて各賞品の準備と説明をする。目の前に並ぶのは使用品です。 | ![]() |
当時を思い出し各賞の発表です!
集い開催当時は優良旧車を選んで賞品を渡していました。その雰囲気が少しでも出せればと毎回、これはと思うバイクとライダーを選んで賞品を私います。
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申し込み一番で賞は下呂市から毎回参加しているNさん(真ん中)、参加車両はホンダドリームC71です。 とても綺麗なバイクですよ。ブレゼンターは重衛門さん。 |
最古年式バイク賞には1934年式ハーレーサイドカーで参加した一宮市のIさんが受賞した。おめでとうございます。 | ![]() |
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最走行距離賞は今年も6万㎞以上で豊田市のMさんが受賞した。参加車両は2008年式ヤマハV-MAXだ。 毎回の参加、ありがとうございます。 |
ベストドレッサー賞は毎回カラフルな出で立ちでライディングする一宮市のGさんが受賞だ。 参加車両はハーレーVD1934年式。Iさんと最古年式を争ったが惜しくもジャンケンで敗退、残念。 |
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優良旧車賞は五名選出だ!
上段左~春日井市から参加のKさんホンダCL72Ⅱ、西区から参加のKさんキャブトンRTS600、愛西市のKさんカワサキW1S650。
下段左~豊田市のKさんサンビームS7、豊田市のIさんウラルサイドカー
以上の皆さんが受賞、おめでとうございます。
最高旧車賞は二名選出です!
最高旧車賞の国産車部門には緑区から参加のSさんがホンダドリームCB750K0で受賞。とても綺麗なCBで加速する時の排気音を懐かしく聞かせて貰えました。
当時は「こんなでかいバイク誰が乗るの」って思ってましたが、今見ると小柄ですよね。
外国産車部門ではモトグッチガレットの中津川のMさんが授与。鳥のように華麗に舞ってました。おめでとうございます。
閉会の一本締め
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ジャンケン大会での賞品争奪戦と山ふぐの争奪と表彰式も終わって午後1時30分、主催倶楽部の源さんBMWR50/2で参加の一本締めで終了となった。 |
帰路へと向かう参加車を見送った!
午後1時を過ぎるとあれだけ多かった鬼岩詣でのバイクは帰っていた。皆さんを手お振り見送った。お疲れ様でしたあぁ~!
鬼岩へのルート図
後記 新年早々のツーリング、楽しく過ごす事ができました。参加者の皆さんの貴重な旧車達を拝見でき、色々なお話も聞けました。これも鬼岩のなせる雰囲気かと思います。又、お世話になってます食事処の皆様にも感謝です。 ただ、ルートを明確にしなかった担当者の不手際を反省しています。次回は10月9日、川口やなでお会いしましょう。 |